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私の私による私のための資格試験勉強法紹介

 
いつかこの記事を書く時が来るとは思っていたのですが、
まぁ気が向いたので書いていこうかと思います。
ちなみにこの勉強方法では、
頭のいい高校、大学とか士業資格などの合格100%を求められるような場合
全く役に立たないことを明記しておきます。
また、頭のいい方(努力して頭がよくなった人を含め)は
この記事を読んで不快な思いをされるかもしれません。
予めご了承ください。

今回の記事の内容は
「一般的な(?)人たちが言う」『簡単な資格試験』に対する「馬鹿でもできる」勉強法です。
私が今まで受けてきた資格試験はすべてこの方法で合格しています。
楽ではないですが苦ではないような方法に仕上がっていると思います。

まぁどんだけ頑張ったって落ちる時は落ちますし、受かる時は受かりますね…w

ちなみに、社会人になってから(試験があるものだと)
 紅茶検定初級、中上級、上級
 茶道文化検定4級
 危険物取扱者乙1、3、5、6類
 メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ類、Ⅱ類
 QC検定3級
 高圧ガス販売主任者 第一種販売
 第二級陸上特殊無線技士(この記事公開時点では記事にしていませんが…)
全てこの記事の勉強方法で合格しています。
(一般の方々にとっては簡単な資格なので何の自慢にもならないということは自覚しています。
 多分一生使わない資格ですし自慢したって仕方ないんですが…)

簡単って何なんですかね、資格偏差値なんてのをまとめているサイトさんもありますが、
危険物よりも高圧ガス販売のほうがかなり偏差値下だったりして、
(マジかよ…あんなに苦労したのに)などと思ったりするわけですが…
資格偏差値はあくまで参考だったとして、偏差値ってのを理解していると、
偏差値50が平均なわけなので…まぁ、平均以下ですし合ってますね、すみません。

バカの考え方


皆さんご存じの事と思うのですが、私にはあまり学がありません。
Fラン大学を卒業した程度なのですが、もちろんそこまで優秀ではありませんでした。
勉強法だけ知りたいって方はここ飛ばして次の黄色いとこへ行ってください。

時に皆様、「ツルカメ算」って知ってますか?
鶴と亀の足の数が違うことを利用した問題です。
こんな問題があります。

 50円切手と80円切手が合わせて35枚あります。
 合計1900円分です。50円切手は一体何枚あるのでしょうか?

大人の皆さんは「連立方程式」なんてものを使って答えを導かれると思います。

しょうがくせいのみなさんは、どうやってかんがえますか?
ひとつずつかぞえていくのもいいかもしれません。

さて、私はどうやって考えるかというと…

80円切手を50の倍数(+50の倍数で1900円にするため)にするには
80円切手の枚数は5枚単位(400円)でしかありえない。
(それ以外は端数が20、40、60、80になるため50では割れない。)
よって80円切手は以下の4パターン以外存在しない。
 「5枚(400円)、10枚(800円)、15枚(1200円)、20枚(1600円)」

80円切手が5枚の場合
1900-400=1500
1500÷50=30
この場合、切手の枚数は35枚

80円切手が10枚の場合
1900-800=1100
1100÷50=22
この場合、切手の枚数は32枚

80円切手が15枚の場合
1900-1200=700
700÷50=14
この場合、切手の枚数は29枚

80円切手が20枚の場合
1900-1600=300
300÷50=6
この場合、切手の枚数は26枚

よって、50円切手は30枚。

…こういう考え方をします(1つ目がたまたま解答になったわけですが…)。
総当たりの個数を減らすというやつですね。
勿論数が大きく外れてしまったとしても、二つ目の式を解いた時点で、
80円切手が5枚増えるごとに合計枚数は3枚ずつ減っていく
というデータが得られますので、その時点で解答がわかりますね。

「この考え方で解く方が面白いし、公式を暗記する必要がない。」
という結論に至ってしまったことで私の学力は右肩下がり…
計算ではなく、論理(推理)で解くということです、真似しない方がいいですよ。
頭は悪いけど、賢い(正しくは小賢しい)というやつですね。
(まぁ、これは特に簡単な問題なのですが、基本的にどんな問題でも使えます。)

これ以外にも全部小さい方で賄って全体の数字から引いてそれを差で割ったり、
表を使ったり、面積図っていうのだったり、
中学入試とかで方程式を知らない人でもやったことがあるっていう人もいるかと思います。

さて、特に苦手な算数(数学ではないと言われそうなので)から例題を出させていただきましたが、
これは仕組みさえ知っていればバカでも解けるというお話をしたかったがためです。

何が言いたいかというと、
考え方や、勉強方法を工夫することで、なんとか合格点は目指せる。
ということですね。
これで私は資格試験を受かったり落ちたりしています。

本題


さぁ、本題に入りますよ。
上記のやり取りを見て分かった方もいらっしゃると思います。
「やっぱりバカだったか…」とあきれた方もいることでしょう。

それでは、私がどのようにして資格試験を合格しているのか?
という話に移ります。

基本的な考え方は、「浅く広く網羅する」というものになります。
そしてその後に「特に特徴的なものを頭に入れる」形をとります。
流れとしては

テキスト読む(1周)→過去問で傾向を探る→わからないところを解答で理解する
→それでもわからないところをテキストやウェブで調べる

みたいな感じです、テキストは暗記メインでなければあんまり使いません。
(危険物の乙4以外みたいなタイプは問題集もこなして実力を探りつつ
 テキストをガチ読みして覚えた方が記憶する量的にもいいと思います。)

テキストを読む
 普通に仕事をしている社会人で、かつやる気がないので、
 だいたい出社して始業時間までの暇つぶしに車の中で教科書をぱらぱらと読みます。
 ここで間違えてほしくないのは、バイトの情報誌とかを適当に読む感じではなく、
 一字一句、頭の中(または声を出して)読むという点です。
 一回目の教科書読みでは理解は必要ありません。
 その資格を勉強するぞ、という土地を頭の中に作るのです。

過去問で傾向を探る
 この時点では100%中2%くらいしか理解できていないと思います。
 過去問でも問題集でもいいのですが(5-10年分の過去問がおすすめ)、
 問題を一問一問黙々と解いていきます。
 問題集の作り方にもよるのですが、同じ問題を何度も解くといいです。
 1つの項目や単元を終えて、もう一回やってみる。
 実際に問題文を声に出して読んで「これは〇〇が違うので×」とかぼそぼそ言ってると、
 自然と分かるようになっていきます。

問題集の解答で調べる
 問題集1周目も確実に2%くらいしか分かんないと思います、それでいいです。
 (ここでもう70%くらい分かる人は頭のいい人です、合格です、素晴らしいですね。)
 その問題の何が正しかったか、何が正しくなかったかを記憶することが大切です。
 もっとズルいことを言えば、「こういう選択肢の時は確実に×だな。」
 というのも把握するといいです。
 例えば「AとBがあるがA,B併用の物はない」とか「全て○○で統一されている」とか
 「いかなる場合においても○○しなくてもよい」とか…
 みたいな選択肢は×である可能性が非常に高いです。

それでもわからないところ(納得するような理解ができなかった場合も)を調べる
 テキストで調べるより、ググったほうが早いのでググれるならググりましょう。
 「塩素ガス ボンベ」とか調べると黄色いボンベがいくらでも出てきますし、
 「塩素ガス 色」とか調べるとガラスに入った黄緑色のガスが出てきます。
 こうやって目で見ると、文字よりも覚えやすいですよね。
 「あー。塩素は黄色っぽい、で覚えよう」とか発展した考え方もできます。
 あとガソリン(赤ノズルで赤色)とか軽油(緑ノズルで薄黄緑色)とかも
 「ガソリンスタンドと似てるな…」とか発見があります。
 (ハイオク(黄色ノズルで赤色)や灯油(青ノズルで無色)は違いますけど…w)

と、まぁなんだかんだ時間はかかりますけど、こんな感じでやってくと、
(難易度にもよりますが)1-2か月で50%弱くらいの習熟度になります。
ここで注意しなくてはならないのは、
「ひっかけ問題に引っかかりやすい」
「ちょっと詰めた話をすると分からない(理解が浅い)」
状態であることを頭に入れておくことです。


ここからはひたすらに過去問、問題集を解いていく+実践(試験想定)問題があったらやる。
一回ここで、過去問を答えを見ずにやってみると分かるんですが、
「頭の悪い人は」だいたい半分弱くらいしか解けないんですよ。
で、解説を見てると、「あーそこかー!!」「そうだったそうだった…」
みたいになります、私もなります、あなたも多分なります。
あーそこか!!で止めずに、次は確実に間違えないぞ、という崇高なる意志で挑みます。

注意しておきたいのは、
過去問からすべての問題が出るわけではない。
という点と、
過去問からほぼ同じ問題が出ることがある。
という点です。

過去問なんて何回やったって意味がないとか、結構おっしゃる方が多いのですが、
それは、「テキストや問題集の内容をしっかりと覚えられるそれなりに頭のいい人」
にだけ当てはまります。
すなわち、「頭がいい人は普通に勉強してれば記憶できる」という前提の下、
「過去問なんて意味がない」という話が出てくるわけです。

どこからどれだけ出題されるか分かったものではないテキストや問題集の問題を
全てある程度覚えられる頭のいい人や、それだけ本気で、そのことだけに打ち込める人なら
それをやればいいのですが、そんなことをできる人が一体どれくらいいるでしょうか?
それならば、以前実際に出題された問題をとりあえずしっかりと頭に叩き込んで、
+αの知識を頭に入れて本試験に臨んだほうが効率的です。
過去問の問題がそっくりそのままでなくても、
例えば危険物取扱者試験、五股択一問題の場合

以下から間違っているものを選択せよ

 1,危険物は「単体」「化合物」「混合物」の3種に分けられる。
 2,第1類の危険物は全ての品目が固体である。
 3,第2類の危険物は全ての品目が固体である。
 4,液体の危険物は全て比重が1より小さいが、固体はその限りではない。
 5,同一の物質であっても形が異なれば危険物になる場合とならない場合がある。

これは多分「性質と消火」の1問目に出てくるようなサービス問題なのですが、
1番は基本問題なのでだいたいわかります。
2、3番も皆さんどうやって覚えてるかは知りませんが、
私はそれぞれの頭文字で「賢しい爺さん(さかしいじーさん)」
 さ…乙1酸化性固体
 か…乙2可燃性固体
 し…乙3自然発火性及び禁水性物質
 い…乙4引火性液体
 じー…乙5自己反応性物質
 さん…乙6酸化性液体
で覚えています(なお、前半二つは固体、4類は液体、6類も1の液体版残りは両方で記憶)。
4と5番ってちょっと自信ない方がいるかもしれません。
でも先ほどの「こういう選択肢の時は…」というのを覚えていると…
「5より4のほうが怪しいな…」
というような推理をすることも可能です。
(まぁ5も、乙2に鉄粉とかあるのでけっこう覚えやすいですが…)
つまり、要所要所問題を把握していれば、
選択肢を絞ったり、少ない知識で何とかゴリ押せたりするわけです。
なので過去問は「どの選択肢が正解か」ではなく、
「すべての選択肢の内容を理解し、覚えること」が肝要になるわけです。
一つの知識がどこかに生き、選択肢を減らす可能性になりうる。
これは絶対に覚えておきましょう、記憶量や質で勝てないなら、浅く広く対応するしかありません。
1/5の確率を引くか、1/3の確率を引くか、どちらが良いかというのは言うまでもないですね。
(まぁ国家試験を運で挑むなという意見はもっともな話ではあるのですが…)

細かい網でなければ答えは掬えないかもしれませんが、
荒い網だって広く広く広げて要所要所少し補強しておけば何か引っかかることもあるのです。
(浅く広く覚え、特徴的なものを頭に入れる、とはこういう意味です。)
「遠回りこそが俺の最短の道だった…」
なんて言葉がありますが、頭が悪い自信がある人は覚えられることを覚えて、
無理そうなところは「無理そうだな」と諦め、テスト直前に網膜に刻みましょう。


で、試験日の前日というのは必ず訪れるものです。
重要なのは、「寝る前に焦らずに勉強する」と言う所です。
で、寝る時間になったら普通に寝ましょう、試験はだいたい朝一からやります。
ちなみに私は家ではほぼ勉強しません、会社で空き時間にやるだけです。
だってこんなにいろいろやることがあるんですから…w

それと当日、当然ですが、試験の直前にはテキストのななめ読みをしましょう。
電車で行くか、親とかに送ってもらうのがいいと思います。
試験前(≠家を出る前)にどれだけ復習できるか?というのがマジで響きます。
移動中に忘れる内容なんて覚えてないのと同じ。
なーんて偉そうなことを言ってくる人もいるかもしれません。
そんなものは関係ないのです、合格すれば同じ立場です。
合格に「優合格」とか「良合格」とか「可合格」とかないのです。
もちろん免許証にも点数は記載されません。
(日本語検定みたいに得点で級に準がついたりするのはありますが…w)

こんな後半に言うのもなんですが、
「覚えてなさそうだな」「ここちょっと見直しとこう」
「この表から絶対1問は出るな…」「自信ないけどこの公式で1点取れるかも?」
みたいなところにあらかじめ付箋を貼っておくのもいいです、これはガチです。
私もQC検定の時は、QC7つ道具の所に付箋を貼ってテスト直前に名前を覚えたものです。
そういった「ちょろいこと」の積み重ねが1点につながり、その1点が合格につながるのは
言うまでもないことなのではないかなぁと思います。

ついでに言ってしまうと、
「ガチで忘れちゃいそうだけど、ほぼほぼ100%1問は出るような内容」のものは
テスト直前まで教科書読んでおいて、開始と同時に真っ先に問題用紙に書くのもアリです。 
短期記憶、案外バカにできませんよ。
なぜなら、どんな人間でも短期記憶の容量はほぼ同じですから。
(マジカルナンバー7±2とか4±1というやつですね。)   
東大王だろうとFラン卒だろうと幼卒(幼稚園卒)だろうとこの辺りは変わらないですから。

あとがき


言いたいことがある人もいらっしゃるかもしれません。
そんな覚え方では現場に出てもらったら困る。
人の命を左右するんだから、もっと責任をもって学んでほしい。
などなど。
ええと、まずそういう士業のような資格は大学卒業とかが条件の場合が大半です。
医師免許って合格率何%かご存じでしょうか?
90%前後なんですよね。
で、何がきついかっていうと、大学の卒業(受験条件)と合格後の研修医という過程ですね。
条件を満たしている人が合格するだけなら90%行けます。

で、私はあえて問いたいんですけど、
現役のプロの公認会計士がいたとして、
「一年に一回更新あり、条件は公認会計士試験に合格すること(不合格は剥奪とする)」
こんな条件だったら、多分達成できない人が大半だと思います(知りませんけど)。
まぁどんな資格でも同じですよね。
弁護士、建築士、宅建士、行政書士、通関士、薬剤師、警察官などなど…
誰もが、その年のテストの出題だったから受かったという可能性をはらんでいるんです。
毎年テストをやって、毎年満点を取れる(合格するでもいいですよ)人が居ますでしょうか?
「才能」以外で居たら教えてください、勉強方法を。
多分それだけで一財産作れると思います。
もちろん業務に支障は来さないとする、は最低条件です。
まぁ、当然それができるくらいの心構えを持って働くというのが一番いいとは思うのですが、
そうそううまくはいきませんよね。

それと大学入試、ありますね。
 「今、自分が卒業した大学の同じ学科に入学できるだけの実力があるか?」
という問いにはイエスと答えられるでしょうか?
私は間違いなく無理です。
更新がある資格は別として、資格試験や検定試験というものは
「テストを行った時点で、(運を含め)一定の知識量を備えている。」
というのが合格の条件なのです。

もう一つわかりやすい例をあげましょう、
毎日運転して仕事に行ったり、お買い物したり遊びに行ったりしていると思います。
今、皆さんお持ちの運転免許取り消しになったとするじゃないですか。
 「一発試験」で合格できる自信がある人、いますでしょうか?
ちなみに、免許取り消しなどの再取得者を含め合格率5%くらいの狭き門です。
(5%以下にあえて合格者を絞っているわけではなく、上手に運転すれば受かります。)
「出来らあっ!」という方、
免許を返納して一発試験にチャレンジしてください(もちろん冗談ですよ)。

という感じに屁理屈をこねてしまったんですが、実際そうですよね。
高圧ガス1種販売持ってる人で、
「私モノゲルマン売ってます!」って人は何人いるのか。
で、当たり前なんですけど、扱ってない種類の知識って忘れてくんですよ。
乙4取っても「ヤシ油はコブラから採取するがそのコブラとは何か?」って聞かれたら
多分答えられないと思います(論理的に考えればヤシの実の何かってことは分かりますが…)
(ヤシの実の胚乳を乾燥させたものです、マーガリン、石鹸、飼料に使われます。)
まぁこれは意地悪な問題(多分乙4勉強しても分からない)ですけど、
「乙4の危険物(引火性液体)の名称を30種以上述べよ。」
これでさえも多分ほとんどの人が不可能だと思います、私はもちろん無理です。

医師免許取得した人が、取得したとたんにすべての病気、手術に対応できるか?
という話が分かりやすいでしょうか?

特に免許を取得する際は、免許を取得した時点がレベル1であるということを
しっかりと念頭に置いて活動していきたいですね。
というより、本人も周りの人たちも、
それくらいのことは当然だとわかっていないと、色々とマズいですよね。

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