スキップしてメイン コンテンツに移動

テールゲートリフターの操作の業務に係る特別教育 受講体験記

 
皆さん、お久しぶりです。
少しだけ余裕ができたので記事を書いていきたいと思います。



(個人情報とかを塗りつぶしたら嘘みたいにスカスカになった件)

ところでテールゲートリフターって何かわかりますか?
トラックとかの後ろについている昇降装置のことです。
パワーゲートとかって言ったりするみたいですね。

それでは参りましょう。

テールゲートリフターの操作の業務に係る特別教育とは


2024年の2月1日から件の「テールゲートリフター」を使って荷物を荷台に乗せたり下ろしたりする際に特別教育が必須となりました。
私の会社ではタウンエースにテールゲートリフターが…
(毎回毎回入力するの手間ですね…)
失礼、テールゲートリフターが搭載されているので、これを機に特別教育を!!と打診したらあっさり行かせてもらえたんですね。
ええ、今回も(フォークリフトに引き続き)会社の金で行ってきました。

特別教育っていうのは技能講習と違って、
本来は「社内にいる有資格者で知識のある人」が「法律で定められた時間」教育を行うことで発行することができるものなので、
教習所とかに行く必要は実はないのですが、テールゲートリフターを使う人が弊社には私以外にいないためとりあえず取りに行くことに…。

ちなみにですが特別教育は資格ではないので免許証ではなく修了証というのが発行されます。
資格ではありませんが、これらの修了証がなければ該当する業務をすることはできない。
という扱いになります、
物によっては上位資格が技能講習(こちらは国家資格)という名前で存在したりもしますね?
「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」←1トン未満限定
の上位資格が
「フォークリフト運転技能講習」←すべて
となります。

講習の内容はどんな感じ?


全部で6時間+休憩時間なのですが、

学科
・テールゲートリフターに関する知識(1時間30分)
・テールゲートリフターによる作業に関する知識(2時間)
・関係法令(30分)

実技
・テールゲートリフターの操作の方法(2時間)

学科はいわゆる授業のような形式。
テキストをものすごい勢いで読み進めていきます。
「4時間でこのテキストのすべてを皆さんに伝えなくてはいけません」
みたいな感じで始まると思います(教習所によって差があります)。

とはいってもざーっと説明を受けるだけなので、そこまで難しい内容ではありません。
でも、点検の方法とかチェックリストの雛型とか何かしら小冊子をくれてもいいと思うのですが…。
(おかげで点検は異音がなく動いていて…くらいしか見るところがありません←)
※ある程度教えてもらいますが、実技で使用するタイプのものを基準として話すので、
 違う形のものを使用している場合は少し勝手が違います。

安全については事例をもとにしっかりと教育されます。
なぜならば、事故が多いから特別教育が義務化されるので。
やっぱりと言ってはいけませんが大半はヘルメットをしていなかったという理由で大けがをしているようです。
ロールボックスパレットに下敷きになってても頭が守れていれば何とかなります。
ヘルメット、大切!!
…………自分用のヘルメット欲しいなぁ…(小声)

実技ですが、試験があるわけではなく。
20人ほど(人数は増減するでしょうけど)で順番にお手本通りの作業をするだけです。
・地面は水平か?
・リフトに何か挟んでいないか?
・台車はストッパーがしてあるか?
みたいなことを一つ一つ
「水平ヨシ!!」、「下部ヨシ!!」などと指さし確認していく簡単なお仕事です。
ちゃんとやらないからけがをするんでしょうね。

リフトを中間で止めて、それを足場にして荷台へ上がり、リフトを上まで上げる。
という動作は安全のためとはいえ確かに面倒くさすぎるワンアクションです。
(弊社の社用車では荷台ではなく椅子を取っ払った後部座席空間なので必要ないんですが)
コンビニとかで商品を持ってくる業者さんとか見ててもしっかりとやってる人はいないですね。
(私の周辺の話です、多分全国にはしっかりと使っている業者さんがたくさんいます。)

まぁ先生の話を聞いて、しっかりとその通りにやっていれば。
100パーセント修了証がもらえますので、気軽に受けに行くと良いのではないでしょうか。


総括


こんなことを言ってはいけないのですが、
災害事例を読むのが好きなんですよ。
他人の不幸が…とかそういうのではなく、
「こういうことをしたら確実にこうなるよな、理解した。」
という情報源であり、それは同時に
「こういうことは絶対にさせてはいけないな、覚えておこう。」
につながるわけですね。

先人たちの犠牲の上に成り立っている安全、
テールゲートリフターをもしかしたら使うかもしれないそこのあなた。
一日で終わる講座なので時間があったら受けてみませんか?

電気屋さんとか家具屋さんとかで荷物を持ち帰るときに車を借りて…
というような機会が実際にあるみたいです。
(教育修了者がいないと使えないので有資格者の店員さんごと車をレンタルすることになる)
ちょっと安くなったりするみたいですね。

ただちょっとこの資格(ではないですが)だけで就職は難しすぎるので、
フォークリフトとかと合わせて配送屋さんとかを狙うのもいいかもしれません。
工場の製造以外の職務についてる人はあると便利くらいですかね。
ただテールゲートリフター自体持っていない会社だとメリットはないようにも思えます。

私も滅多に使いません←

それでは。

コメント

このブログの人気の投稿

【心理学者解説】スキナー スキナー箱って何だろう?

  かなり久しぶりになりましたが第二回。 ネズミやハトなどを用いたスキナー箱実験や、オペラント条件付けでおなじみの スキナーについての紹介となっています。 実験心理学分野で、学ぶことのない大学はないのではないか? と思われる二人の紹介をしてしまったので、興味を持たれた方は是非、 ご自身でも心理学の書籍を読まれてはいかがでしょうか? まとめプリント 当該動画内で紹介したことを簡単にまとめたPDFとなっています。 オンラインストレージMediafireに格納してあります、そちらからDLしてください。 https://www.mediafire.com/file/90f1ejdw74y2nxr/Skinner.pdf/file まだ動画をご覧になっていない方はこちらからご覧いただけます。 権利表記 (以下全てウィキメディア・コモンズ経由で) Ranthambore wild animal pigeon.jpg (トリミングしています-CC BY-SA 4.0) https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ranthambore_wild_animal_pigeon.jpg Abhipalsinghjadon1 (2015), CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0 B.F. Skinner.jpg (トリミング、拡大しています-CC BY-SA 4.0) https://commons.wikimedia.org/wiki/File:B.F._Skinner.jpg Msanders nti (2015), CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0 B.F._Skinner_at_Harvard_circa_1950.jpg https://commons.wikimedia.org/wiki/File:B.F._Skinner_at_Harvard_circa_1950.jpg  Silly rabbit (1950), CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0 Skinner_box_scheme_01.png

要らないと言われがちな取っておきたい資格

先日は、私の社会人人生を振り返りつつ、 進学する必要があるのかないのかお話をさせていただきました。 言い忘れていましたが、せめて高校へは行ったほうがいいと思います。 私の叔父に一人中卒の人がいますが、「はがきに書いてある内容を電話で伝えることも困難」という人物です。 もう50前後?だったはずで、定職にはついていません。 はじめに 皆さん、資格、持ってますか? 私はいろいろと取得しました。 ほぼ使ってませんが、生涯学習という観点や、自分の視野を広げるために有効だと思います。 いわゆる「勉強の目標のため」ですね、目標のない勉強ほど身につかないものもないのです。 資格取得をゴールにすると、資格を取ったら終わりになってしまう。 なんて偉そうに話す方もいますが、勉強した経験があるのと、ないのとでは、それこそ天と地ほどの差があります。 そもそも、そんなことを言ってしまえば、学校に行く意味(特に大学)は無くなってしまいますからね。 (卒業がゴールだと思ってる人がほとんどじゃないですか?そうでない人も居るでしょうけど。) そもそも、大学卒業なんてのも一つの資格みたいなもんです、学士を名乗れるわけですから。 で、まぁ何の自慢にもなりませんけど例として私の持っている資格や、合格した検定の一部を載せておきます。 第一種普通自動車免許(AT限定) 普通自動二輪免許(AT限定) 危険物取扱者(乙種4類) 心理学検定2級 日本語検定3級 紅茶検定 プロフェッショナル 茶道文化検定4級 書道・硬筆3段 細かい検定などを含めるとまだいくつかあります。 そんなわけで今回は日常生活に欠かせない資格である、普通自動車免許を除いた 就活に役立ちそうな資格をこの場で紹介していきます。 尚、免許はMTがおすすめです、社用車はいまだにMTが多いので。 ただ私のように自家用車以外使う気のない人間はATで十分です、全く要りません、車の好みの問題くらい。 役立つ資格 役に立つって何だろうなぁと思わなくはないのですが、(しかも人それぞれじゃないですかそんなの) 多分これが正解ってのはないのですが、「自分が取っておきたかった資格」、とか 取っておくと「何らかの保険になりそうな資格」であったり「それを

高圧ガス第一種販売主任者 合格体験記

  年に一回しかやっていない試験ってプレッシャーありますよね。 まぁ私は落ちてもそこまで痛くはないのですが… この高圧ガス第一種販売主任者という資格は その名の通り高圧ガスを販売するときに使う資格ではあるのですが、 ・実務経験により販売主任者になれる(LPガス以外) ・特定高圧ガス取扱主任者になれる(LPガス以外) ・特定第一種圧力容器取扱作業主任者になれる(申請にて取得可能) というような資格となります。 ぶっちゃけ言ってしまうと、第二種販売主任者免許のほうがおすすめです。 簡単に言うと 第一種…LPガス以外のすべてのガスの販売 第二種…LPガスの販売 なので、「あれ?種類が多いのは一種じゃないの?」と思う方もいるかとは思うのですが、 LPガス以外のガスの販売って何かありますかね? という話になるとちょっと雲行きが怪しくなるんですよね。 (二種はいわゆるガス屋さんで評価が上がります。) 理系の人とかは上位科目の高圧ガス製造保安責任者(乙種)を狙ったほうがいいと思います。 私はちょっと無理ですが… 合格すると黄色い紙が届きます。↓ 申請しておおよそ三週間で免状が家に届きます。 コロナのせいかかなり時間がかかりましたね… 中身はこのような感じ、 カードではなく厚紙がカバーに入っている感じの免状…。 心得の3に「必ず本免状を携帯すること」とありますが、すぐボロボロになりそう…。 皆さんどうやって携帯してるんでしょうかね… 試験勉強 大体ですが、勉強時間は2か月くらい、40時間とかですかね…。 もうちょっとかな。 危険物の試験と同じような流れなのですが、これが結構難しく、 ボイル、シャルル、フックの法則や材料力学などの理系には易い内容から、 ガス容器や調整器、保安設備など暗記するものもたくさんあります。 そしてテキストなんですが公式(高圧ガス保安協会)のものしかなく、 さらにわかりにくい(講習用テキストなので?)ので順調には進みません…。 そんなわけで、オーム社の問題集を買って勉強するんですが、 テキストもなしにうまくいくはずもなく… ↓ そんなわけで、全くの素人Fラン文系大卒はテキストを読んでは問題集を。 問題集のわからないところをテキストを読んでググって… と非常に時間がかかりました。 でも頭のいい人はこの問題集だけでも合格するらしいので、 自信がある人はそれでもいい