???「大先生!お願いします!!」
なんて言いますかね、取ってきたんですよ。
あれだけとっておきたい資格なんて言って、
「取っておきたいとか言ってんのに取りに行かないんかいww」
「嘘やんけ」
なんて話になるのはちょっと癪だったので取りましたよ、ええ。
会社の金でなァ!!
(研修に行かされただけですすみません…)
でも来月危険物乙1取りに行く予定です。
なおこの記事は、私が取得したスクールでの経験をもとにした内容であり、
他のスクール、養成所、企業でのフォークリフト免許において、
フォークリフトの研修内容に差異がある可能性が多いにあります。
(法律で決まっているのでそこまで大きな差はないとは思いますが…)
どうぞご了承ください。
フォークリフト技能講習修了証って?
いわゆる免許証ではないんですが、
「所持していないとフォークリフトに乗ることはできません」
(ずいぶん昔は乗れましたが今はだめです)
・フォークリフト特別教育
・フォークリフト技能講習
とあるのですが、
特別教育は1トン未満
技能講習では全て
のフォークリフトの運転が可能になります。
(とはいえ技能講習で使うのは1.5トンのカウンターフォークだけですが…)
研修だけで取れるっていう人多いんですけど、研修の中に
研修(規定の時間数)+筆記試験+実技試験があります。
試験はどちらも1回再試験が受けられます(有料)が、それぞれ2回目が不合格になった時点で
講習おわりです、また0から講習受けなおしです。
実技試験で2回不合格になったら、お金(4万くらい)払って学科講習からやり直し。
こうなってくると普通は研修だけで取れる簡単な資格とは言いません。
普通に落ちる人は落ちます。
よっぽど無いとは思いますが…
さて、私は準中型自動車免許を持っていますので(ATですが関係なく)
31時間(4日)講習を受け、テストに合格すると終了証がもらえます。
免許と何が違うの?って話にもなるんですけど、公安委員会?が発行してないんですよね。
一番簡単に区別できるのは
写真も住所も名前も載ってるけど、「身分証明書としては使えない」という点です。
ちなみに危険物取扱者もダメですね。
ただし、身分証明書が2枚必要な場合には、2枚目に使うことができる場合もあります。
(運転免許証+フォークとか)
あと、どこの講習所でも
「この中で会社でフォークリフト乗ってる人!!」
って聞かれる(らしいです、私も聞かれましたw)のですが、
免許持ってない人は乗っちゃいけないですからね、
もちろんわかってて聞いてきてますし、冗談で済まされます。
(実際、冗談で済まして大丈夫なのか…とは思うのですがw)
正直Fランから見て簡単?
ええと、この資格ってどんな人が持っていて、どういう人が取りそう?
って話になってくるんですね。
倉庫業、製造業、あと建築とかもなのかな。
一般的に現場の仕事の人(事務的な人以外)が取るわけです。
(私は半分事務なんですが…)
で、大変申し訳ない言い方になります。
しかし私の友人たちもそういう方が多いです。
高卒の人やヤンキー、不良の人が多く取ってそうじゃないですか?
(私はFラン大卒の陰キャですが…)
バカにする意図も、下に見ているなんてことは全くないですし、
(むしろ私は下側の人間なので…)
偏見を持ってほしいとかではなくて、何かそんなイメージですよね。
こういう人って、(こっちは偏見ですが)みんな運転上手いんですよ。
ちなみにその知り合いはアルテッツァ乗りのヤンキーです←
いい意味で思い切りがいい、自信がある運転をされる方が多いですよね。
(危険運転をしているのに無事だったりね…←)
そういう人は多分簡単に合格すると思います。
必要として取りに行く人はだいたいその辺ができる人だと思います。
何故なら、
「学科試験はテストに出題される部分を全て蛍光ペンでマーカー引かされるから」です
マーカー引いて付箋付けて、「ここ出ます」って言われます。
そこだけ覚えればまず落ちないので
「フォークリフト合格率99%」とか言われるわけです。
勉強できない、頭悪いなんてのは全く以て問題ではないのです。
だって仕事で使う知識ですか?って話になりますから。
言われたことをちゃんと理解して覚えてるならOKなんですよね
(寝てたら起こされますし、ひどかったら退場させられます、講習終了です。)
ちなみに私はおおよそ2分で解答終了して、部屋を出ました。
それで、問題になるのは、
実技試験です。
「運転スキルがある」、「人並みにできる」ならいいですが、私のように「下手」な人は、
ちょっと大変だと思います(でも合格はできます、プレッシャーに勝てれば)。
実際私は(荷物ありの)試験コースを5回+本番くらいやりましたが、
4回の練習で壁に当たったり、コースアウトしてます。
(それもあって車を極力運転したくない、通勤で使ってるんで慣れては来てますが…)
でも大丈夫、それでも1回につき5点の減点。
実技試験でも緊張からか2回当たった生徒さんもいましたが、無事合格していました。
あ、70点合格ですね。
なので、運転に自信のない人は
「しっかりと先生の動きをトレースする、自己流でやらない」ことがいいと思います。
尚私は後方確認と荷物の位置、フォークの位置の減点で90点で合格しました。
やればできるもんですねぇ…(呆れ)
運転苦手勢に送るコツはただ一つ
「急げるところは最速でやる」
事です。
あと確認を忘れないこと「○○良し。」ですね。
現場ネコって嘘じゃないんですよ、私も初めて知りました。
右後方良し、左後方良し、右前方良し、左前方良しというのは幾度となく口にする気がします。
急げるところは最速?
時間による減点というものがあります
7か8分(試験コースによって違うのかな?)が規定タイムですが
規定時間を1秒でも超えると-3点
31秒超えると-2点
それ以降30秒たつごとに-2点ずつ
つまり8分規定の場合
8分…減点なし
8分1秒から8分30秒… -3点
8分31秒から9分… -2点
9分1秒から9分30秒… -2点
と順々に減点が増えていきます。
31秒遅れた場合は、一回コーンや壁(パレットが立ててある)に当たったのと一緒。
ということは、
規定タイム内でクリアできれば、一回当てても大丈夫(31秒以上遅れる場合)、
と言えますね(暴論)。
(実際の現場ではゆっくり、ぶつけないようにするのは言うまでもないです。)
ここからは実際に講習を受けている人向けのお話になります。
コースの形にもよりますが、だいたい共通していそうな部分を紹介します。
・最初の走行姿勢をとる前(フォークを地面から離す)に、
一呼吸置き「前方後方確認し、走り出して次どこに行くか」をイメージしておく。
これに関してはタイム計測が、フォークが上がった時点から開始、
であることを逆手に取った小細工です。
走行姿勢を取ってから、
「ええと、後方確認、前方確認、その次は…ギアを前進にしてパーキングブレーキを…」
では遅いです、ここの時間のロスが多い人だと10秒くらいあります。
・急げるフォーク操作、マスト操作は急ぐ
最初の走行姿勢で、
ウイーーーーーーーン(リフト上昇)、ウイーーーーーーン(マスト後傾)、ウイーーーン(リフト調整)
なんてやっていてはいけません、冗談みたいですが結構います、特に女性
ウイーーン(上昇)ウイーーン、ガコン(後傾は全力で引いてOK)、ウイン(微調整)
これだけで、上記合わせ出発までに20秒近く縮む人もいます。
荷物を積むときもそうです。
パレットの少し下(通り越しても戻せばいい)までは全速でリフト操作、
荷物走行姿勢になる時も「目印(教えてもらえると思います)」直前までは全速でOK。
この手の操作では「ガチャガチャやる(荷が大きく揺れる)」、「急降下」とか以外減点はないので
・荷物を持ち上げた後、ハンドルを切り始めるまで急ぐ
1メートルくらいのことですがここもゆっくり行く人多いですね。
スッと下がれば5秒は縮みます。
・駐車位置(発進時を含め3回通ると思います)への駐車を急ぐ
枠の中に入っていさえすれば、角度、場所関係ないです。
バックするときより前進するときの方が確実に軸を合わせやすいので、
駐車時はある程度でOK、発進しつつ、寄せていきましょう。
(ハンドルの向きは駐車時以外も確実に把握、心配になったら停止し目視ですぐわかる。)
・荷物を置くときはこだわりすぎない
教習所で言われたことなのですが、
荷物を枠内に収めたい、ゆっくりゆっくり調整していく、
結局きれいにおけませんでした。
こうなってしまうと、タイムロス、荷物の置き方で10点近く持ってかれます。
マストを荷物の台にうっかり当ててしまったらさらに-5点。
うっかり急降下して-5点
もう-20点、後がありません(あと10点で死亡)
こんなことしてると、リフト下ろし忘れてさらに-5点されたりもします。
荷役だけで残り5点です困りますね。
そんなことをするなら、最初に通路に入った時点で、
「この角度は無理そうだな…」「これなら減点減らせるかも?」とか考えて、潔く捨てましょう。
台の上にさえ乗っていれば-5点で済みます。
タイムイズマネーの精神で、切り捨てるところは切り捨てましょう。
(時間に余裕があると、ここでもリカバリーできるということでもあります。)
・停車時も気を抜かない
ぶつかることなく、なんとか帰ってきた!!ではありません。
停車したら、
パーキングブレーキ→ニュートラル→マスト水平→リフト降下→マスト前傾し接地
ここを急ぎましょうここも減点がほぼないのでタイム短縮できます、
フォーク接地は急降下による減点はないです(ただしやりすぎ注意)。
接地したら一呼吸して(ここで次の手順を振り返る)、
シートベルトを外し、前後方確認、ちゃんと降車し、フォーク確認
おわりです。
ここまで来て、「今日も無事、生きて帰ってくることができた…!!!!!」でしょう。
(私はミスが重なって落ちるんじゃないかと合格発表まで気が気ではなかったですが…)
急げるところを急げば運転がどれだけへたくそでも1分は余裕ができます。
私もできましたから皆さんもいけると思います、というか多分余裕でしょ←
この1分は本番でテンパった時の保険にすればいいのです。
「後方確認忘れた!!!!」と私もすぐに気づき少し焦ったのですが、
深呼吸一回で持ち直せます、この5秒のゆとりを持つこと。
「あっ、後ろが当たるかも!!」こんな時でも、
挽回できそうならハンドルをゆっくり操作し乗り越えてもいいです(30秒もあれば確実です)
無理!と思ったら潔く当たりに行きましょう、たかが-5点です。
何としても両方(タイムオーバー、接触)の減点だけは避けること。
これらは、時間に余裕があってこそできる技なんですね。
(何度も言いますが、実際の現場では安全第一、時間はその次です。
でもこれは試験なのです、合格しにいかなくちゃいけないのです。
教習所で習ったことを実際にしない人が多いように、合格のためにだけすることです。
「こんな奴にリフト操作任せたくない」、言ってもらって結構です。
それでも実際私は、後方確認-3点含み90点取れてますから。
無免許の人間の方がよっぽどマズいですよ、私より10000倍上手でもね。
無免許は、私有地などに関係なく6か月以下、または50万円以下の罰金が、
事業者、運転者両方に科せられます、乗ってはいけないということです。)
なので、練習時点で-40秒くらい出せるようにしておくと安心です。
否応なしに本番は緊張するので、それだけで時間が1分近く伸びた人もいました。
規定タイムを1秒でも過ぎると、確認忘れ一回分(-3点)です。
いい保険になると思いませんか、運転下手で忘れっぽい私はそこに賭けました←
でもまぁ、捨て点である、荷物の位置を除けば、まぁいい点だったんじゃないかなと思います。
総括
たのしい、たのしい資格取得講習でしたね。
終了証がゴールではなく、フォークリフトLv,1として、頑張ってやっていきたいと思います。
まぁうちの会社、フォークほぼ使わないんですけどね。
「パレットに乗った製品を配送用のカゴ車に載せる」
時以外に使ってるところを見たことがないですし。
(今までは上司が□免許でやってました、作業前点検もしているところを見たことがない。)
おっと、口が滑りましたね。
しかしながら、取得しておけば「生涯有効」な免許です。
教習所の教官も
「あなた方がフォークリフトを降りる最後の日まで有効です」
と言っておられました(カッコイイ!!!!!!)。
時間と少しのお金に余裕があれば、フォークリフト、どうですか?
給料は安めですが、未経験でもOKな倉庫作業員とか結構あります。
(教習所に募集が貼ってあったりするんですよ。)
私は人生の保険のために、皆さんはどうでしょうか?
講座動画作っても面白そうだなぁとは思ったんですが、
さすがに手が回らなさそうなので、またいずれ…
それでは。
コメント
コメントを投稿